(10/07/05)新聞コラム『めんたいこが大好物/管内の史跡訪ねたい』
7月2日付の西日本新聞に掲載されていた記事を下記の通りご紹介いたします。
九州・山口を管轄する在福岡アメリカ領事館の広報担当領事兼アメリカン・センター館長に、マイケル・チャドウィック氏(40)が6月末、着任した。1日には西日本新聞社を訪れ、川崎隆生社長と懇談した。着任を機に抱負などを聞いた。
「ラッキーです」福岡の現ポストには全世界の米国外交官30人近くが手を挙げ、選ばれた。
ラッキーと言う理由は、それだけではない。21歳の時、JETプログラム(語学指導を行う外国青年招致事業)で福岡県に配属され1年間滞在。大宰府市や筑紫野市の中学校で教壇に立った。
以来、「ビーチも火山もある福岡、九州が大好きに」。民間人として9年間暮らした東京でも「博多ラーメンの店を探し」、今回福岡に着任して1週間でめんたいこを「3回食べ」、「(以前住んだ)福岡市の金山団地も地下鉄ができて便利になりましたね」とぽんぽん出てくる。「当時の生徒たちにもぜひ会いたいです」
外交官として「政府間の伝統的外交より、国民同士の現代的外交」をモットーに掲げる。日本に米国基地がある理由、男女平等、社会の多様性。この三つについて「対話の場をつくりたい。両国民で違いがあるのは当然。賛成か反対ではなく、対話を通じてお互いを理解することが大事です」と意欲を語る。
旅行、歴史、料理の「3R」が趣味で、とくに「日米関係の始まりとなった幕末に興味があります。さっそく、管内『薩摩、長州』の史跡も訪ねたいです」。
身長195センチ、妻京子さん、4歳のアレックス君と3人暮らし。2003年に国務省に入り、在外勤務はシンガポール、モルドバに次いで3か国目。