新年あけましておめでとうございます。
旧年中、会員の皆様には、当協議会の活動等にご理解ご協力を賜り、厚く感謝申し上げます。
昨年は、景品表示法の違反件数が、消費者庁に移管後過去最高となるなど、同庁による法運用がますます先鋭になってきていることに加え、違反事業者に課す課徴金納付命令の措置では、それまで消費者庁が専ら行っていましたが地方公共団体(東京都)も行うなど、消費者行政の司令塔である消費者庁をはじめとする当局全体の法運用・取組みが積極化しています。さらに、食品表示法も、景品表示法と同様、消費者保護の観点からの改正(最近では食品の自主回収報告義務)が行われるなど、消費者関係の立法でも目まぐるしい進展がみられます。
このような中、わたしども辛子めんたいこ業界では、昨年も消費者の信頼を裏切るような景品表示法等の違反事件は発生せず平穏無事に推移しております。このように不当表示等違反事件がなかったのは当然であるとはいえ、これはひとえに各会員が不断に法令遵守を取り組んで頂いている賜物だと思っております。
当協議会でも、引き続き、会員の法令遵守の取り組みに役に立つよう、「辛子めんたいこ食品の表示に関する公正競争規約」を始め、景品表示法、食品表示法、独占禁止法などについて、その動向や違反事例等を周知し、また研修会を開催する一方、適時、会員の方からの事前相談などに適切に応じてまいりたいと思っております。
何卒、会員の皆様におかれましては、本年も、同規約の設定趣旨、当協議会の運用等に御理解、御協力の程をよろしくお願いいたします。
さて、会員の皆様に、辛子めんたいこ公取協ニュース第52号を配信しました。
今月号では、当協議会の試買検査会の模様のほか、食品業界とは違う他業界での事例について、その概要等を紹介しています。業務の参考になれば幸いです。
平成31年1月吉日